希望の手紙

聖書: コロサイの信徒への手紙 3章 1節~4節

2020年11月15日(日): 降誕前第6主日礼拝説教

 「あなたがたは、キリストと共に復活させられたのですから、上にあるものを求めなさい(3:1)」。これは、“そうなるかもしれない”という憶測でも、“そうだったらいいな”という願望でもありません。「あなたがたの命は、キリストと共に神の内に隠されているのです(3:3)」。復活のイエス・キリストは、いつも共におられます。これこそ、確固たる証しそのものです。
 伝道の道が断たれたときも、語る言葉を失ったときも、希望の御言葉は、パウロと共にありました。「黙っているな。わたしがあなたと共にいる(使徒18:9-10)」。裁きの座にあるときも、嵐の海を漂うときも、希望の光は、パウロと共にありました。「恐れるな/神は、一緒に航海しているすべての者を、あなたに任せてくださったのだ(使徒27:24)」。
 だから、「キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい/霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい(3:16)」。恥ずべき言葉を捨て去り、古い自分を脱ぎ去り、新しい人を身に着けなさい。「キリストがすべてであり、すべてのもののうちにおられるのです(3:11)」。これこそ、確固たる希望そのものです。
 暗い現実にどれほど打ちのめされても、復活のイエス・キリストは、いつもわたしたちの只中におられます。信じることにどれほど疲れても、復活のイエス・キリストは、いつもわたしたちの只中におられます。ならば、「これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい(3:14)」。愛する兄弟姉妹へ、この希望の手紙は、今もわたしたちに託されているのです。