主の庭に

聖書: 詩編 84編 11節~13節

2020年11月1日(日): 降誕前第8主日礼拝、聖徒の日・永眠者記念礼拝説教

 天上の友を偲びつつ、この一年に召された3名の兄弟姉妹を覚えるときを持ちたいと思います。
 今年の3月、S姉が天に召されました。S姉は、書道をされていて、その練習のために聖書の言葉を聞かれることがありました。あるとき、詩編84編11節の言葉をお伝えすると、とても喜ばれたことを思い出します。「あなたの庭で過ごす一日は千日にまさる恵みです(84:11)」。そこに、「鳥は住みかを作り、つばめは巣をかけて、雛を置いています(84:4)」。その庭を慕う心の何と大きいことでしょうか。
 今年の4月に、O兄が天に召されました。O兄は、自宅に二羽のインコを飼っておられました。鳥たちは、O兄の肩の上に乗ったり、頭の上に乗ったりしていました。「空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか(マタイ6:26)」。その神を慕う心の何と大きいことでしょうか。
 今年の6月に、S兄が天に召されました。S兄は、戦後の教会を支えてくださったお一人です。戦災で焼かれた会堂を建て直すために青年会で走り回ったことや、戦後の苦しい中で青年会でよく集まったことなど、当時の話を伺うこともありました。「いかに幸いなことでしょう。あなたの家に住むことができるなら、まして、あなたを賛美することができるなら(84:5)」。その交わりを慕う心の何と大きいことでしょうか。
 「主は太陽、盾。神は恵み、栄光。完全な道を歩く人に主は与え、良いものを拒もうとはなさいません。万軍の主よ、あなたに依り頼む人は、いかに幸いなことでしょう(84:12-13)」。