親しい者の信仰により

聖書: マルコによる福音書 2章 3節~5節

2020年10月18日(日): 聖霊降臨節第21主日礼拝立証

 残念ながら私たちの家族や親族の中には、未だ信仰を表明出来ていない者も存在しています。一方、特に欧米の宣教師たちや神父たちによって「天国に入り永遠の命を得られるのは、信仰を告白し洗礼を受けたクリスチャンのみであり、そうでないものは全て地獄に墜ちる」と強調される傾向がありました。愛する家族や親族が地獄に墜ちると決めつけられ、天国での再会の希望が否定されるのは何とも耐えがたく、日本でキリスト教がなかなか受け入れられない一因かも知れません。
 聖書の中に癒やしの奇蹟の物語は数多く登場しますが、本日の聖書の箇所に記された奇蹟は他の奇蹟とは本質的に全く異なっています。他の奇蹟では患者本人の信仰が認められて、主は「あなたの信仰があなたを救った」と言われましたが、本日の聖書の箇所では、患者本人の信仰ではなく運んできた4人の親しい者たちの信仰を認めて、主は信仰を表明出来ていない患者に向かって「あなたの罪は赦される」と言われています。
 このことから類推すると、私たちの信仰が認められれば、主が、信仰を表明出来ていない家族や親族の手を取って起こして(讃美歌446)罪が赦され、永遠の命が与えられ、天国での再会を可能にして下さる希望が生まれてくるのです。感謝。(証し:脇坂信一郎兄)