私の家に

聖書: 使徒言行録 16章 11節~15節

2020年3月15日(日): 受難節第3主日礼拝説教

 パウロは、アジア州のエフェソに向かいました。ただ聖霊から禁じられて断念します。そこで、ミシア地方のビティニアへ向かいましたが、「イエスの霊がそれを許さなかった。それで、ミシア地方を通ってトロアスに(16:7-8)」下って行きました。人生とは計画通りに行かないものです。ただここに、神の計画が動き始めます。
 幻の中に、一人のマケドニア人が現れて願います。「マケドニア州に渡って来て、わたしたちを助けてください(16:9)」。パウロは、トロアスの港から海を渡り、「そこから、マケドニア州第一区の都市で、ローマの植民都市であるフィリピに(16:12)」滞在することになります。こうして福音が海を渡り、マケドニア(ヨーロッパ)に伝わりました。
 祈りの場所で語っていると、「ティアティラ市出身の紫布を商う人で、神をあがめるリディアという婦人も話を聞いていた(16:14)」。「主が彼女の心を開かれたので(16:14)」、彼女もその家族も洗礼を受けました。「私が主を信じる者だとお思いでしたら、どうぞ、私の家に来てお泊まりください(16:15)」。この家が、ヨーロッパで最初の教会となりました。
 今では、ヨーロッパ中に大きな聖堂が建っています。ただこの家こそが教会の原点です。「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである(マタイ18:20)」。「主はすぐ近くにおられます。どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい(フィリピ4:5-6)」。