聞いて喜び

聖書: 使徒言行録 13章 44節~52節

2020年2月9日(日): 降誕節第7初日礼拝説教

 「信じる者は皆、この方によって義とされるのです(13:39)」。わたしたちが信じて止まない福音の言葉です。「人々は次の安息日にも同じことを話してくれるようにと頼んだ(13:42)」。わたしたちが繰り返し聞いて止まない恵みの言葉です。「次の安息日になると、ほとんど町中の人が主の言葉を聞こうとして集まって来た(13:44)」。そこには、大勢の異邦人もいました。「異邦人たちはこれを聞いて喜び、主の言葉を賛美した。そして/信仰に入った(13:48)」。そこには、抱かれて帰る迷子の小羊の喜びがありました。
 「しかし、ユダヤ人はこの群衆を見てひどくねたみ、口汚くののしって、パウロの話すことに反対した(13:45)」。彼らには、自分たちこそ救われるのに相応しいという自負があったからです。「まる一日、暑い中を辛抱して働いたわたしたちと、この連中とを同じ扱いにするとは(マタイ20:12)」。『妬み(ギリシャ語:ゼロス)』という言葉には、『沸き立つ』という意味があります。彼らは沸き立って、「人々を扇動して、パウロとバルナバを迫害させ、その地方から二人を追い出した(13:50)」。
 パウロは足の塵を払って、イコニオンに向かいました。「見なさい、わたしたちは異邦人の方に行く(13:46)」。福音の光は、さらに異邦の地に広がっていきました。「わたしは、あなたを異邦人の光と定めた、あなたが、地の果てにまでも救いをもたらすために(13:47)」。ならばお話しください、僕は聞いております。「実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです(ローマ10:17)」。わたしたちの頑なな耳も、福音の言葉に柔らかくなりますように。