任せよう

聖書: 使徒言行録 6章 1節~7節

2019年9月1日(日): 聖霊降臨節第13主日礼拝説教

 「弟子の数が増えてきて、ギリシア語を話すユダヤ人から、ヘブライ語を話すユダヤ人に対して苦情が出た。それは、日々の分配のことで、仲間のやもめたちが軽んじられていたからである(6:1)」。教会の人数が増えて、意思の疎通が上手くいかなくなったのかもしれません。
 十二人は、「祈りと御言葉の奉仕(6:4)」に専念するために、「“霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人選び(6:3)」、彼らに、その仕事を任せることにしました。「このやり方ではあなたの荷が重すぎて、一人では負いきれないからだ(出エジプト18:18)」というエトロの言葉を思い出します。
 そこで一同は、「ステファノと、ほかにフィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、アンティオキア出身の改宗者ニコラオを選んで、使徒たちの前に立たせた(6:5-6)」。この七人は、すべてギリシャ風の名前で、彼らであれば、ギリシャ語を話すやもめたちの気持ちをよく汲み取れたはずです。
 生まれも育ちも違いますが、証しと奉仕に、共に任された仲間の何と心強いことでしょうか。わたしたちは、聖霊によって一つであって、決して一人ではありません。「こうして、神の言葉はますます広まり、弟子の数はエルサレムで非常に増えていき、祭司も大勢この信仰に入った(6:7)」。
 『恐れを乗り越え/旅行く群れに(讃美歌564番)』。わたしたちも、主より託された思いを、共に担う群れでありたいと願います。「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである(マタイ18:20)」。インマヌエルの神が、わたしたちの間におられます。