契約の子

聖書: 使徒言行録 3章 20節~26節

2019年6月30日(日): 聖霊降臨節第4主日礼拝説教

 神は、アブラハムに約束されました。「地上のすべての民族は、あなたから生まれる者によって祝福を受ける(3:25)」。生涯、アブラハムは、「主の山に、備えあり(創世22:14)」との約束に生きました。さらに、神は、モーセに約束されました。「わたしは必ずあなたと共にいる(出エジプト3:12)」。生涯、モーセは、「わたしはある(出エジプト3:14)」との約束に生きました。二つの物語は、こうして神の約束で結ばれています。
 「あなたがたの神である主は、あなたがたの同胞の中から、わたしのような預言者をあなたがたのために立てられる。彼が語りかけることには、何でも聞き従え(3:22)」。約束の言葉は、預言者たちに受け継がれていきます。「どうぞお話しください。僕は聞いております(Ⅰサムエル3:10)」。サムエルも、その一人です。預言者は、今の時について告げています。「この預言者に耳を傾けない者は皆、民の中から滅ぼし絶やされる(3:23)」。
 「預言者は皆、サムエルをはじめその後に預言した者も、今の時について告げています(3:24)」。「見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ(イザヤ7:14)」。主イエスの誕生が、ここに約束されています。「こうして、主のもとから慰めの時が訪れ(3:20)」ました。神の約束によって、わたしたちは救われたのです。だから、「あなたがたは預言者の子孫であり、神があなたがたの先祖と結ばれた契約の子です(3:25)」。
 それは、「万物が新しくなるその時まで、必ず天にとどまることになっています(3:21)」。その約束が、破棄されることはありません。変わらぬ約束によって、わたしたちの救いの今日があるのです。