力を受ける

聖書: 使徒言行録 1章 6節~11節

2019年3月17日(日): 受難節第2主日礼拝説教

 戸惑うマリアに、天使は告げます。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む(ルカ1:35)」。だから、「神にできないことは何一つない(ルカ1:37)」。人の思いを打ち砕く神の力です。「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか(1:6)」。彼らは、時を支配する強い力を欲していました。主イエスをその思いを打ち砕いて、「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない(1:7)」と諭されました。「上に立つ人は、仕える者のようになりなさい(ルカ22:26)」。それは、主に仕える証人としての力です。こうして、あなたがたは、「地の果てに至るまで、わたしの証人となる(1:8)」。
 「こう話し終わると、イエスは/天に上げられた(1:9)」。主イエスは、あらゆる時を越え、あらゆる時期を越えて、インマヌエルの神となられました。また、その福音は、あらゆる山を越え、あらゆる海を越え、あらゆる国境を越えて、世界中に広がっていきました。これほどの爆発力を、誰が想像し得たのでしょうか。天を見つめる彼らに、天使は告げます。「イエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる(1:11)」。またおいでになる。必ずおいでになる。あらゆる困難を越え、あらゆる悩みを越えて、この希望に生きることが、彼らの大きな力になりました。『やがて時は来たる/平和の光の/くまなく世を照らす/あしたは来たる(讃美歌403番)』。
 「主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです(Ⅰコリント15:58)」。わたしたちも、聖霊の力を願って止みません。