ーに止まって

聖書: 出エジプト記 12章 1節~2節、 13章 3節

2019年1月1日(火): 元旦礼拝説教

 一年の初めを『正月』と言います。なぜ、『正しい月』と書くのでしょうか。『正』という字は、『一に止まる』という意味から成っています。一から始めましょう、新しく始めましょう、ということなのだと思います。
 聖書にも、『正月』があります。「この月をあなたたちの正月とし、年の初めの月としなさい(出エジプト12:2)」。それは、1月1日ではなく、春分の満月のときです。時期で言うと、3月下旬から4月になります。そのとき、ユダヤの人々は、奴隷の地エジプトから解放されました。そのときを記念して、解放された喜びから始めましょう、救われた感謝から始めましょう、ということなのだと思います。「あなたたちは、奴隷の家、エジプトから出たこの日を記念しなさい。主が力強い御手をもって、あなたたちをそこから導き出されたからである(出エジプト13:1)」。
 何から始めるのか、改めて祈り考えます。教会の暦では、クリスマスが一年の始まりとなります。「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである(ルカ2:11)」。その喜びと感謝から、新しい一年を始めたいと願います。またそれは、十字架と復活への歩みそのものと言えます。「神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました(Ⅰヨハネ4:10)」。わたしたちも、そのことに信じて、またそこに立ち止まって、新しい一年に歩み出したいと願います。