互いに

聖書: ルカによる福音書 22章 21節~27節

2018年8月26日(日): 聖霊降臨節第15主日礼拝説教

 「使徒たちの間に、自分たちのうちでだれがいちばん偉いだろうか、という議論も起こった(22:24)」。彼らは、これまで何度も、同じようなことで言い争ってきました(9:46-、マルコ10:35-参照)。その度に、主イエスから、「あなたがたはそれではいけない(22:26)」と諭されてきました。
 今は、互いに認め合う力が弱くなっています。生産性があるかないかで、人の価値が計られようとしています。しかし、「何事も利己心や虚栄心からするのではなく/互いに相手を自分よりも優れた者と考え/他人のことにも注意を払いなさい(フィリピ2:3-4)」。
 「わたしを裏切る者が/手を食卓に置いている(22:21)」。そう言われて、弟子たちの間で、犯人探しが始まってしまいました(22:23参照)。今は、互いに思いやる力が弱くなっています。「その者は不幸だ(22:22)」。ここに、共同体としての不幸を思います。
 互いに言い争う彼らに、主イエスは、諭して言われました。「いちばん偉い人は、いちばん若い者のようになり、上に立つ人は、仕える者のようになりなさい(22:26)」。主イエスは、これまで何度も、同じことを言われてきました。ここに、農夫としての忍耐を思います。
 また、「食事の席に着く人と給仕する者とは、どちらが偉いか。食事の席に着く人ではないか。しかし、わたしはあなたがたの中で、いわば給仕する者である(22:27)」。ここに、贖い主としての愛を思います。だから、わたしたちも互いに愛し合いましょう。「神は愛だからです(Ⅰヨハネ4:8)」。