愛を加えなさい

聖書: ペトロの手紙二 1章 5節~11節

2018年8月5日(日): 聖霊降臨節第12主日礼拝、平和聖日礼拝説教

 今ほど、愛の視力を失った時代があるでしょうか。「これらを備えていない者は、視力を失っています。近くのものしか見えず、以前の罪が清められたことを忘れています(1:9)」。世界は、差別や排除に満ちています。「だから兄弟たち/選ばれていることを確かなものとするように、いっそう努めなさい。これらのことを実践すれば、決して罪に陥りません(1:10)」。
 これらの実践とは、「信仰には徳を、徳には知識を、知識には自制を、自制には忍耐を、忍耐には信心を、信心には兄弟愛を(1:5-7)」加えることです。相手を知る知識と、自分を知る自制が求められています。また、十字架の赦しを知るところに、わたしたちの信心があります。だから、「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい(ヨハネ13:34)」。
 相手を知り、自分を知り、十字架を知るところに、兄弟愛が結ばれていきます。ただ一歩間違うと、自分たちさえよければそれでいい、という考えに陥ります。神は、「悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである(マタイ5:45)」。この愛に、共に生かされていると信じるならば、この愛に、委ねて生きたいと願います。
 特に、わたしたちの愛は、狭くなりがちです。だから、「兄弟愛には愛を加えなさい(1:7)」。こうして、わたしたちの愛の視力が回復しますように願って止みません。「これらのものが備わり、ますます豊かになるならば、あなたがたは怠惰で実を結ばない者とはならず、わたしたちの主イエス・キリストを(さらに)知るようになるでしょう(1:8)」。