朝早くから

聖書: ルカによる福音書 21章 34節~38節

2018年7月15日(日): 聖霊降臨節第9主日礼拝説教

 一つは、神殿の終わりについて語られてきました。「エルサレムが軍隊に囲まれるのを見たら、その滅亡が近づいたことを悟りなさい(21:20)」。神殿は、ローマによって破壊され瓦礫の山と化します。しかし、「惑わされないように気をつけなさい(21:8)」。形あるものは、いずれ滅びていきます。それでも、「わたしの言葉は決して滅びない(21:33)」。その言葉に踏み止まって、「命をかち取りなさい(21:19)」。
 もう一つは、世の終わりについて語られてきました。そのとき、「天体が揺り動かされる(21:26)」。しかし、「おびえてはならない(21:9)」。それは、主イエスが、王として来られる希望のときだからです。「このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい(21:28)」。門番は、王を迎えるために門を高く上げます。門番は、王が夜に帰って来てもいいように、明かりとなる油を切らすことがありません。
 だから、あなたがたも、「放縦や深酒や生活の煩いで、心が鈍くならないように注意しなさい(21:34)」。祈りの油を切らさずに、「いつも目を覚まして祈りなさい(21:36)」。神は、祈る者に、命の言葉を与えてくださいます。主イエスは、翌朝には十字架にかけられると言うのに、この朝にも命の言葉を語ってくださいました。『もし明日、世界が終わろうとも、わたしは今日、リンゴの種を蒔く(マルティン・ルター)』。
 そこで、「民衆は皆、話を聞こうとして/イエスのもとに朝早くから集まって来た(21:38)」。この人々のように、わたしたちも、命の言葉に集う群れでありたいと願います。