忍耐によって

聖書: ルカによる福音書 21章 12節~19節

2018年6月24日(日): 聖霊降臨節第6主日礼拝説教

 「忍耐によって/命をかち取りなさい(21:19)」。『忍耐(ギリシャ語:ヒュポモネ)』には、『強い意志をもって踏み止まる』という意味があります。多くの人々が、主イエスを離れて行ったときに、十二人だけが、そこに踏み止まりました。「わたしたちは、だれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます(ヨハネ6:68)」。
 迫害のときも(21:12参照)、裏切りのときも(21:16参照)、「わたしの名のために/すべての人に憎まれる(21:17)」ときも、「あなたがたの髪の毛の一本も決してなくならない(21:18)」。「その一羽さえ、神がお忘れになるようなことはない。それどころか、あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている(12:6-7)」。命の言葉が、こ こにあります。
『何で自分だけが』と不安なときも、『何であいつだけが』と憎しみのときも、命の言葉に踏み止まるならば、「前もって弁明の準備をするまいと、心に決めなさい。どんな反対者でも、対抗も反論もできないような言葉と知恵を、わたしがあなたがたに授けるからである(21:14-15)」。苦難のときにこそ、命の言葉に踏み止まりたいと願います。
 『静まれ、我が心よ。主は、あなたの味方です。悲嘆と苦痛の十字架を耐え忍びなさい。命令したり、前もって用意したりすることは、すべて主に任せなさい。どんなに状況が変わったとしても、主は誠実であられる。静まれ、我が心よ。あなたの最高の天の友は、茨の道を通して、喜ばしい命に導き給うのです(讃美歌532番、やすかれわがこころよ、原文の日本語訳)』。