何の権威で

聖書: ルカによる福音書 20章 1節~8節

2018年4月8日(日): 復活節第2主日礼拝説教

 「何の権威でこのようなことをしているのか(20:2)」。彼らの権威とは、何でしょうか。「この人は、学問をしたわけでもないのに、どうして聖書をこんなによく知っているのだろう(ヨハネ7:15)」。「ガリラヤからは預言者の出ないことが分かる(ヨハネ7:52)」。その根拠は、学歴や出身にあったようです。では、主イエスが、立派な家柄の出身で、名門学校に学んでいれば、彼らは、素直に信じたのでしょうか。
 「ヨハネの洗礼は、天からのものだったか、それとも、人からのものだったか(20:4)」。洗礼者ヨハネは、立派な家柄の出身でした。かし、彼らは、言い訳を考えながら、「どこからか、分からない(20:7)」と答えました。『わたしたちは認めたくありません』ということです。認める気がない人に、何を話せばよいのでしょうか。「それなら、何の権威でこのようなことをするのか、わたしも言うまい(20:8)」。
 それでも、主イエスは、「毎日/境内で教えて(19:47)」、人々に「福音を告げ知らせて(20:1)」いました。主イエスの福音とは、何でしょうか。その根拠は、十字架と復活にあります。赦されたのは、わたしたちが強かったからではありません。共にあるのは、わたしたちが立派だったからではありません。それは、天からのものです。人からのものでないのは、「だれ一人、神の前で誇ることがないようにするためです(Ⅰコリント1:29)」。
 『インマヌエルの主イェスこそ、とらわれたる人々を、解き放つ救い主(讃美歌356)』。その確かさに信じて歩んでいきたいと願います。